2022年6月13日

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記念式典 当会会長挨拶 (全文掲載)

皆様こんにちは。一般社団法人福島県精神保健福祉士会の会長の水野英一でございます。主催者を代表して一言ご挨拶申し上げます。

本日は、私たち福島県精神保健福祉士会の設立20周年及び一般社団法人化の記念式典を開催するにあたり、ご多忙の中、ご臨席賜りまして誠に有り難うございます。ご来賓の皆様方におかれましては、本会の事業運営に多大なご厚情とご鞭撻を賜り厚く御礼申し上げます。

 

まず、今回の式典におきまして、新型コロナウィルス感染が収まらない中でどのように開催していくべきか、そもそも開催すべきかどうか大変悩みましたが、感染対策を万全としてご来場いただく形での開催を決断致しました。この点におきましても、ご参加いただいた皆様のご理解を頂き誠にありがとうございます。とても感謝いたします。

 

さて、本会の歴史は平成13年に設立されたことから始まり、初代会長の橋本輝雄が中心になって組織化を図ってこられました。会の発足当初は会員数も少なく、本当に手弁当の状態で、苦労が絶えなかったことと拝察するばかりです。

 

その後、第二代会長の鈴木長司に、会の運営が引き継がれて参りました。この時、私も理事として会の運営にお手伝いをさせてもらうようになりますが、鈴木前会長任期の際は、「東日本大震災」という未曽有の災害が発生いたしました。これ以降、本会はできることは何かを問いながら「震災復興支援」を展開してきました。この場にご臨席の各専門職団体が参集した福島県相談支援専門職チームに参画し、数々の被災者支援及び支援者支援を展開しました。素晴らしい動きができたのではないかと思います。

 

また、本部である日本精神保健福祉士協会では、すぐに災害対策本部を立ち上げて頂き、連携を取りながら復興支援を進めてきました。ここにご臨席の田村会長には大変お世話になった次第です。その後、公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会を福島県で開催、本会の団結力・実行力を全国に示すことが出来たのだと今、自信をもって言えます。

 

時間に限りがありますので詳細を割愛しますが、お伝えした以外にも本会はこの20年の間に様々な活動をしてまいりました。詳しくはお配りした会報誌をご参照いただきたいと思いますが、この20周年を迎えた節目に一般社団法人としてスタートさせることができました。これを機に更なる活動を展開していく所存です。

 

本会の今後の成長は、すなわち福島県民のメンタルヘルス・精神保健福祉の向上に直結すると考えており、今後は事業方針を更に綿密に企て、本会の目指すべき方向性と組織体制の強化方針を内外に発信し、実践していくことが重要であると認識しております。そのことが本会の組織率の向上につながるとも考えます。法令遵守の立場を明確にし、真摯な態度で法人運営を担っていくことが私たちの使命であると考えております。今後とも役員一同身を引き締めて会務に励んで参ります。そして、会員の資質向上に関しましては、公益社団法人日本精神保健福祉士協会と連携を図りながらも、本会独自でも教育・研修を充実させ、精神保健福祉士を目指す人材の育成において今後もかかわって参ります。

 

私は会長職を務めさせて頂いておりますが、現在、須藤副会長、水野副会長、菅野事務局長、理事・監事の方々のご参集による理事会は、率直に意見を出し合い、建設的な協議を重ねることが出来ております。このことはとても感謝しております。

 

また、この記念式典を開催するにあたって、渡部淳理事に実行委員長を託しました。昨年より実行委員会を組織し、準備を進めて参りました。これまでに幾度とリモートなどで会議を重ね、コロナ禍ということもあり様々な場面を想定しながらの準備はとても大変なものでした。そんな中、本日対面での開催に至ったことはとても考え深く、今回の式典は全国大会以来の会の総力を挙げての取り組みになったのではないかと思っております。実行委員の皆様、本当に有り難うございます。

 

最後になりますが、感染対策を含め、ご参加の皆様にもご協力いただきながら、良い式典となるよう本日は努めて参ります。この後の記念講演、シンポジウムまでごゆっくりお過ごしいただきますようお願い申し上げ、これからの会の発展のために叱咤激励のお言葉をたくさん頂戴できれば幸いに存じます。簡単ではございますがご挨拶とさせていただきます。本日はどうも有り難うございました。

 

      令和4年6月11日

一般社団法人 福島県精神保健福祉士会

会長 水野英一