2023年6月26日

イベント・研修情報,活動報告,県全体

会員・構成員の皆様へ(会長・支部長挨拶)

日頃より当会・当支部の活動にご理解・ご協力を頂き誠にありがとうございます。

福島県精神保健福祉士会は昨年度より「一般社団法人」としてスタート致しました。少しさかのぼりますが、昨年6月11日の総会後に開催した設立20周年記念及び法人設立記念式典は、皆様にご協力いただき、運営委員会の皆様の素晴らしい結束力で、滞りなく行うことができました。そして、県内外のご来賓の方々や会員・構成員の皆様にご出席頂き、お祝いのお言葉を頂き、身の引き締まる思いが致しました。その思いをもって昨年度は活動をしてきた所存です。

 

一般社団法人になったことで、運営側は忙しさを増しました。事務処理などに関して細部を求められるようになったり、事業の受託や会員派遣などのお話を頂くようになったりと、多忙になったことは否めませんが、法人格となった私達の団体に対する社会的信用度が増し、まるで水が紙にしみこんで広がっていくように、福島県内で徐々に認知されてきていることを実感いたします。

 

そして、昨年度の当会の活動自体も、新型コロナウィルスの感染状況に左右されるところはありましたが、総会など対面で集まることも増やし、オンラインを活用した会議や研修もスムーズに運営できるようになったことで、徐々にコロナ禍前の運営に戻ってきているように認識しております。そして自殺対策緊急強化事業、地域移行地域定着促進検討会といった福島県からの受託事業では、多くの会員の皆様や他団体の皆様にご協力を頂き、無事に県に終了報告をすることができました。皆様ありがとうございました。ですが、昨年度の活動を通して問題点が見えてきたことも事実です。会員数の伸び悩みや方部の偏りの問題、会活動と皆様の通常業務との兼ね合いの問題など、様々なご意見を頂きました。それを少しでも解消させていくことも今年度の取り組むべきことであると感じております。

 

今年度は、更に充実した会活動を展開できるように努めて参ります。昨年度同様、福島県からの受託事業を展開させていくと共に、研修や広報活動などもさらに充実させていきます。また、7月23日には県内のソーシャルワーカー3団体共同でソーシャルワーカーデイに向けて準備を進めていることもお伝えします。そして、皆様からのアンケートを基に、部会・プロジェクト活動を本格的に始動させます(アンケート登録が未だの会員の方は是非ともいずれかにご登録を)。日本精神保健福祉士協会でも生涯研修制度をリニューアルさせるなど、精神保健福祉士としての資質向上に向けた動きを活発化させています。福島県支部としても協力をしていく所存です。

 

日本では虐待や自殺者の増加の問題など、私達が目をそらしてはならないメンタルヘルスの問題が多くあります。問題も複雑化しているように感じます。それらの問題に立ち向かっていくことも専門職である私たちの存在意義でもあります。その為にも個々の精神保健福祉士としての活動のバックボーン的存在となる当会の発展は必要であると考えます。更なる発展のために当会をまだまだ育てていかなければなりません。毎年活動に際しキーワードを設定しておりますが、以上のことから本年度は昨年度同様「育てる」にしたいと思います。当会・当支部が育っていくことができますよう、引き続きご理解・ご協力いただき、共に活動をしていきましょう。

 

令和5年6月

一般社団法人 福島県精神保健福祉士会 会長

公益社団法人 日本精神保健福祉士協会 福島県支部長

水野 英一